韓国 ヘアショー本番 完結編! [ヘアーショー]
とうとう更新です!
このままだと来年になりそうなんで^^; 今回で完結です。
審査を頼まれたけど、仕込みでイッパイいっぱいの店長。
何故か?
それは、、、韓国女性は髪の毛を軽くしたくない!! そして「切りたくない」ときた!
簡単に言うと、すき鋏で毛先を軽くして柔らか〜い印象にしたくてもNO!
レイヤーを入れて、スタイルにメリハリを付けたくてもNO!
おまけに、、、カットモデルで来てるのに、髪の毛切りたくないーーー!!
「いったいどうすればいいんだ。。」日本の技術が観たいと言われてるのに。。
(このとき、逃げることを本気で考えてました。逃げたらどうなる? とか。。。)
話を聞いていくと、どうやら日本でブームになった【カリスマ美容師】
このときの当時の美容師さんが、とにかくスキ鋏やレザーでペラッペラの軽過ぎる毛先にしてしまったんだとか。
その悪い日本の印象が、当時を知らない人たちにも浸透してるみたいなんです。
このことは、日本でも問題になりました!
そいして別問題は、韓国女性たるもの《セクシーであれ!》 ← これですね。
(店長、頑張って審査してます)
日本女性のように、「カワイイ」と言われて嬉しい気持ち。
カワイイ洋服、カワイイ顔、カワイイ髪型
日本の女性が言われて喜ぶ言葉ですけど、韓国の女性は嫌がります。 子供扱いされてる気分みたいに。
とにかく色っぽく、セクシーーーー に大人っぽくが前提みたいですよ。
じっさい日本からの準備段階で、ショーに使う衣装を持っていきました。
可愛らしいドレスや、ロングのカッコいい洋服などを。
着せてみると、もの凄く似合ってるのに嫌がる彼女たち。。(けっこう露骨に嫌な顔します)
通訳さんを介して聞くと、「自分で衣装を持ってきた」とのこと。
「それを着ることによって、気分よくステージに立てるならいいですよ」「着て見せてください」
我々がそう言うと着替えてきた。
もうね、ボディーラインを完全に見せるボディーコンシャスでピッチピチなミニで登場です!!
バブル期のジュリアナです! (店長大好きでした)
日本の女性に着て欲しいと頼んでも、断るでしょうね。
それほどセクシーを優先します。 実際に観光してても、ミニでタイトな洋服を着ている子が多かった感じがします。
髪の毛の話に戻ると、
彼女たちのヒップラインから足にかけて観てくだ、、、、、違う!!
髪の毛先を観てください!
全員と言っていい程 毛先が重く、バッツンと切ってありますね。
どうやら韓国での流行は、重たく長いロングヘアー もしくはボブでも重いカットライン。
そこにアイロンでクルクル巻き巻きする感じです。
現在日本のテクニックは必要以上に軽くせず、フワッと毛先を動かしたり、中間にエアリー感を出すようにカットをしていきます。きちんと重さも残します。そしてボーンストラクチャーにバランスを合わせます。
誤解の無いように付け加えると、どちらが流行の最先端だとかはありません。
その国で流行っているヘアスタイルが、ベストな流行なんです。
しかし今回は、《日本の流行や技術が観たい》とのオファー。
なので、切らせないモデルは問題外なのでお役目ごめんです。
きちんと説明して、双方のイメージが合い、了解してくれたモデルさんだけを一生懸命カットしてスタイリングしました。
オファーを頂いた先生や、こちらの気持ちを真剣に伝えてくれた通訳の方達に大感謝です!
有り難うございました。
本番が始まると、何事も無かったように仕事します。^^;
アメリカでもエドュケートしている3Dカットで、ほぼ全てのレングスと質感を調整していきます。
珍しさと、あまりの人気に後ろのスタイリストも観ちゃってますねw
とにかく大人気です! 完璧に【 Kポップ 】です!!
モデルさんたちもプロモードです。
マイクを持っている方が、私に声をかけてくれた落合先生です!
もう一度 Kポップになった店長ですw
韓国の偉い先生が紹介してくれてます。
この頃になると、モデルさんのスカートの短さに気をかけ、
タオルを置くほどの余裕が出てきてます。なにしろKポップですから!
韓国最大のイベントなので、テレビクルーも来てます。
ほんの1部ですが、我々が手掛けたモデルさんの写真を。
撮影 千葉のアラーキー(店長)
最後には花束を頂き、チーム関係者全員で記念写真!
そして、韓国の先生方と主力メンバーでの記念写真
今回は長編になりました。
日本に居ると同じように感じていたことでも、実際に足を踏み入れ、スキンシップをとっていくと
違うこともあるんだと感じました。
前文にも書きましたが、流行の最先端なんてものは国によって大きく違います。
日本には日本の良さ。
韓国には韓国の素晴らしさが有りました!
とても優しく、感情豊かで礼儀正しい人たちでした。
仕事としての韓国でしたが、とても勉強になり、たくさんの刺激を貰うことができた国。
行かなきゃ分からないことって、たくさんありますね!
チャンスを頂ければ、また行きたい国です。
コメント 0